おすすめ絵本『うるしー』。赤ちゃんが本当に好きな本ってどんな本?

 

今日はおすすめの絵本をご紹介したいのですが、その前に…

こんなことを聞いたことはありませんか?

「赤ちゃんは原色が好き」

 

子どもを育てている方、赤ちゃん向けに絵本を選んだことがある方の誰しもが、一度は育児書や育児教室、あるいはネットの情報などで「赤ちゃんは原色が好き」ということを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

私もそのように見聞きし、息子が生まれて買った絵本は例にもれず「原色・ハッキリ」のものです。

でも……

赤ちゃんはそんなに原色に興味がないとしたら??

「赤ちゃんが選んだ赤ちゃんのための本」があるとしたら??

今日はそんな絵本をご紹介します♪

あかちゃんラボでの実験

東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系の開 一夫(ひらき かずお)教授。

テレビ番組「世界一受けたい授業」にも先生として出演経験のある方なのですが、この教授は「あかちゃん学」を専門とした『東京大学あかちゃんラボ』なるものを運営しています。

そのあかちゃんラボでは、色々とユニークな実験が行われているのですが、その中に赤ちゃんの立場を尊重して、「赤ちゃんが本当に好きな絵本を作る」というプロジェクトがありました。

なぜそのようなプロジェクトがあるのかというと、赤ちゃんは原色が好きとされていて、そのような色使いをしている絵本がたくさんありますが、

実は、赤ちゃんが好むとされている「原色」は、実は視覚の発達の影響が大きく、好きかどうかとはあまり関係がないんだそうです。

もう一つ言うと、これまで赤ちゃんの好きな絵本と言われてきたのものは、

”親が思う”赤ちゃんが好きそうな絵本であり、赤ちゃん自身が本当にその絵を好きかどうかを調べたものではなかったそうなんです!

 

そこであかちゃんラボでは、月齢8~13ヵ月の赤ちゃんに審査員になってもらい、選択注視法(複数の刺激を同時に提示し、どれをより長く注視するかを測る方法)を用いて、キャラクターの人気投票をしました。

親たちの人気投票では、原色をたくさん使った、こちら↓のキャラクターが選ばれたそうなのですが、

https://gyazo.com/612ed572c56f1446fc39b0602c012214

 

赤ちゃんの視線の見つめる先をアイトラッキングという技術で追いかけ、専門的な統計処理をして明らかになった赤ちゃん人気No.1は、親たちが選んだキャラクターとは違うものでした。

\それがこちら/https://gyazo.com/03f45975fdcd301b47d849c9d1e19745

親人気No.1の、原色がたくさん使われていて色の明暗差がくっきりはっきりの絵と比べると、赤ちゃん人気No.1のキャラクターは、ちょっと地味目でくすんだ色をしています。

これを参考に作られた絵本こそが、

『うるしー』なのです。

『うるしー』

こちらが、赤ちゃんが選んだ赤ちゃんのための絵本『うるしー』です。

 

「うるしー」という響き、この絵のタッチ、内容。全てがゆる~くて可愛くていい!!

青い熊さんが、帽子の中から「何がでるかな うるうるしー」という掛け声とともに、色々なものを手品で取り出すという内容の絵本なのですが、

そもそも「うるしー」がこの熊さんの名前なのか、何なのか分からない。

この頑張りすぎていない感じ、個人的には大好きなのですが、果たして本当に赤ちゃんにうけるのでしょうか???

『うるしー』を見た息子の反応

息子が1才を過ぎたくらいの頃、本屋さんでこの本『うるしー』を見つけました。

表紙に書いてある『あかちゃんのだいすきな絵はおかあさんとは逆でした』という言葉が気になり手に取ってみたところ、今までの「赤ちゃんは原色好き」という説が実は違うということが書かれているじゃないですか!

さらには赤ちゃんの人気投票で1位になったキャラクターとまで書いてあり、「こんな絵本があるんだー!」ととても驚きました。

それと同時に「赤ちゃんがこの絵を選んだのはたまたまでしょ」と半信半疑ながらも、試してみようと思い、その場で息子に絵本を見せてみたのです。

 

するとどうでしょう。

それまで息子は眠そうな顔をしていたのに、この絵本を見せた途端…笑ったのです!

偶然かと思い、今度は別の本を見せると、また元の顔に。

もう一度『うるしー』を見せると、また笑ったのです!!

 

普段、親の思いとはうらはらに絵本を見せてもそんなに反応しない息子が、絵本を見て笑っている!しかも表紙の絵だけで!!!!!

これには本当にびっくりしました!

 

ちょっと高いな(1,400円)…と思いながらも気に入ってくれるならと購入し大正解!今では親子共々大好きな本になりました。

私が読んであげなくても、息子は一人黙々とページをめくって楽しそうに、ときに真剣に見ています。

↑すっごく真剣に見てます

 

そして、息子同様に私もこの絵本が大好きです。絵や質感が落ち着いているので、読んでいて癒されるんです。

そういえば、絵本って大人が読んでも癒されるそうですよ!

さいごに

さすが、東大研究室!面白い発想から、こんな素敵な絵本を出版してくださってありがとうございます。

実は『うるしー』と同様に作られた、『もいもい』と『モイモイとキーリー』という本もあります。

3冊を見せて一番喜んだ『うるしー』を購入しましたが、『もいもい』『モイモイとキーリー』も買い揃えたい今日この頃です。絵といい言葉といい、とっても気になる…

 

 

絵本の中では、少し高めの価格帯なのでプレゼントにもちょうどいいですよ(^^)

まだ読んだことがないなら、ぜひお子さんに渡してみてくださいね。
参考になれば幸いです。