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みち
興味があちこち飛んでしまう30代。
好奇心多め。

美味しい食べ物お餅系、飲み物
何か新しい物
海外、文化、大分、九州
フィンランド、オーストラリア
江戸時代、時代小説
子育て

というキーワードにいちいち反応してしまいます。

素敵な物・美味しい物を作ったり生み出してくれた人に感謝の気持ちが届けばいいな~という思いも込めて書いています。

色んなことが知りたいので、
「こんなこと・物があるよ~」って教えてくれる人はコメントくださると嬉しいです。

西條奈加さん、あなたの時代小説本が大好きです

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『心淋し川』で第164回直木賞を受賞した西條奈加(さいじょうなか)さん。

もともと有名でしたが、さらに注目度UPの女性作家さんです。

私は以前から西條さんの本が好きで、色々な本を読んできました。

みち

直木賞受賞前から好きだったよ、というアピールです(笑)

西條さんの本はベースが温かい!だから辛い展開がきても、読み進めても大丈夫だという安心感があります。

辛い展開というのも、高田郁さん(みをつくし料理帖など)の本ほどの、主人公をいじめぬくような試練の連続、というわけではないので、心の元気がないときでも読めます。

読了後の爽やかさといったらもう。

コロナ禍で心がザワザワ、ウツウツしている中でも、手に取って間違いのない本たちです。

ハッピーエンドではない作品も中にはありますが、後味は良いです。

西條さんの作品の特徴といえばもう一つ。主人公(もしくは準・主人公)に大きな大きな秘密があります。

秘密が分かるまでのワクワクドキドキ感、秘密が分かったあとの驚き。たまりません😊

西條奈加さん、あなたって人は…

みち

なんて読んでいて温かい気持ちになれて、ワクワクして、ほろっと涙して、楽しい気持ちになれる本を書いたのですか!

これからも全力で読ませていただきます。

というわけで、今まで読んだ西條奈加さんの素晴らしい作品たちを紹介しますね。

気になった本があればぜひ読んでみてください♪

目次

1. 善人長屋(ぜんにんながや)

私が初めて西條奈加さんに出会ったのはこの『善人長屋』です。

心を鷲掴みにされた作品。タイトルがもう面白いでしょ?

善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。差配の儀右衛門は盗品を捌く窩主買(けいずか)い。髪結い床の半造は情報屋(ねたもと)。唐吉、文吉兄弟は美人局(つつもたせ)。根っからの善人で人助けが生き甲斐の加助が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、しぶしぶ事の解決に手を貸すが……。人情時代小説の傑作!

引用:善人長屋 (Amazon)

全三作品のシリーズものです。続編出てほしいな。

  1. 善人長屋
  2. 閻魔の世直し
  3. 大川契り

2. 金春屋ゴメス(こんぱるやゴメス)

現代の日本に、属国として“江戸”があったなら…というお話の『金春屋ゴメス』。

そんな国、私も住んでみたい😲

江戸時代にタイムスリップ!ではない、ありそうでなかったこの設定が新鮮。謎解き要素もあって楽しめます。

ゴメスさんを実写化するのは無理だろうな…というくらいインパクトありすぎるキャラクター。

近未来の日本に、鎖国状態の「江戸国」が出現。競争率三百倍の難関を潜り抜け、入国を許可された大学二年生の辰次郎。身請け先は、身の丈六尺六寸、目方四十六貫、極悪非道、無慈悲で鳴らした「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった! ゴメスに致死率100%の流行病「鬼赤痢」の正体を突き止めることを命じられた辰次郎は――。「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作。

引用;金春屋ゴメス(Amazon)

『金春屋ゴメス 芥子の花』が続編です。

3. 鱗や繁盛記

人に馬鹿にされたり、無理だろう…と思われることをやりとげて、徐々に周りに認められていく過程を描いたストーリー、好きです。

お店の立て直し奮闘記なのは確かですが、それだけでは終わりませんよ。

明るい表紙に騙された『鱗や繁盛記』です。結末も良い。

騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。無気力な周囲をよそに、客を喜ばせたい一心で働くお末。名店と呼ばれた昔を取り戻すため、志を同じくする若旦那と奮闘が始まる。粋なもてなしが通人の噂になる頃、店の秘事が明るみに。混乱の中、八年に一度だけ咲く桜が、すべての想いを受け止め花開く――。美味絶佳の人情時代小説。

4. まるまるの毬(いが)

出てくる菓子の美味しそうなこと。と書くと時代小説によくある女性の和菓子職人系の話かと思うかもしれませんが、安心してください。

主人公はおじさんの『まるまるの毬

この本、本当に良いです。穏やかに、地に足をつけて慎ましく生きていたいだけなのに、面倒に巻き込まれていってしまう治兵衛ファミリー。

みんながそれぞれ自分のやり方で、お互いを思い合う姿に胸を打たれます。

親子三代で菓子を商う「南星屋」は、 売り切れご免の繁盛店。武家の身分を捨て、職人となった治兵衛を主に、出戻り娘のお永と一粒種の看板娘、お君が切り盛りするこの店には、他人に言えぬ秘密があった。愛嬌があふれ、揺るぎない人の心の温かさを描いた、読み味絶品の時代小説。吉川英治文学新人賞受賞作。

引用:まるまるの毬 (Amazon)

『まるまるの毬』の続編で『亥子ころころ(いのこころころ)』が出ています。

その後のお話も現在連載中なので、単行本として出るはず✨

5. 隠居すごろく

退職後は悠々自適に暮らすことを選んだけど、誰にも相手にされなくて意外と寂しい…という、現代でも聞こえてきそうなお話は『隠居すごろく

そんな主人公・徳兵衛をほおっておかないのが、空気の読めない孫・千代太。この二人が織りなすケミストリーがときに笑え、ときにほろり。大好きなお話です。

皆で力を合わせて何かを成し遂げるって、いいですよね。

巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、三十三年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 千代太が連れてくる数々の「厄介事」に、徳兵衛はてんてこまいの日々を送るが、思いのほか充実している自分を発見する……。果たして「第二の双六」の上がりとは?

引用:隠居すごろく (Amazon)

6. 御師 弥五郎(おんし やごろう)お伊勢参り道中記

神社の頂点・伊勢神宮。伊勢神宮への参拝をお手伝いしたり、布教活動をするのが御師のお仕事。

そんな御師の弥五郎と、何やら理由があって伊勢に向かいたい清兵衛。この二人、実はどちらにも秘密があって…というお話は『御師 弥五郎 お伊勢参り道中記

二人の物語はもちろんのこと、伊勢神宮へのお参りは当時の人たちにとってお祭りのような特別感があったんだな~と、にぎやかな情景が目に浮かんでくるのも読んでいて楽しいです。

弥五郎はお伊勢参りの案内役、「御師」の手代見習。そのくせ「御師は盗人」といってはばからない変わり者。ある日、弥五郎は日本橋の材木商・巽屋清兵衛が賊に襲われているところを助ける。それが縁で、清兵衛のお伊勢参りに付き合う羽目に。旅の道連れは妙に婀娜っぽいお妾さんや口やかましい下っ引きなど、たいそう賑やかな面々。道中の名物や景色もまた格別。だが、行く先々でなぜか清兵衛が狙われ、弥五郎自身にも伊勢を訪れたくない理由があって…。

引用:御師 弥五郎(Amazon)

7. 千両かざり 女細工師お凛

千両っていくらだと思います?なんと1億円以上!

そんな超高額なかざり細工が何なのか、江戸っ子の心意気を感じながら楽しめるのが『千両かざり 女細工師お凛

女性の職人が男社会でふんばる姿も見どころです。

みち

西條奈加さんは、不愛想だけど信念と確かな技術を持った職人男性が好きなのかな?

錺職の老舗「椋屋」の娘・お凜は、女だてらに密かに銀線細工の修行をしている。跡目争いでざわめくなか現れた謎の男・時蔵は、江戸では見られない技で簪をつくり、一門に波紋を呼ぶ。天保の改革で贅沢品が禁じられ商いが難渋する店に、驚天動地の大注文が入る。江戸の町に活気を与えたいと、時蔵とお凜はこころをひとつにするが──。職人世界の粋と人情を描く本格時代小説。『恋細工』改題

引用:千両かざり 女細工師お凛(Amazon)

8. 九十九藤(つづらふじ)

お仕事小説が好きな人、集まれ😊 女にはできないと思われていた口入屋(人材派遣)の差配となって奮闘するお藤。

お藤が提案する新しいやり方が功を奏していく過程、胸熱です。

お仕事の話と同時進行するのがお藤の恋。

先に紹介した『鱗や繁盛記』、『千両かざり』も恋模様が描かれているのですが、それぞれ違う結末を迎えるところにも注目です。

江戸の人材派遣業、口入屋の女主人となったお藤。商いは人で決まる──その信条を胸に、行き詰まった店を立て直すため、仲間と共に前代未聞の大勝負に打って出る。感動の長編時代小説。

引用:九十九藤(Amazon)

まとめ

以上、大好きな西條奈加さんの8作品をご紹介しました。

まだ読んでいない作品もあるので、徐々に書き足していこうと思います。

みち

あなたの好きな西條さんの作品はどれですか?

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