私がずっと書きたかった捕物帖です。
by 宮部みゆき
作者ご本人がこうおっしゃる本『きたきた捕物帖』が、一読者である私も、すぐに大好きになりました。
愛おしい登場人物たちのこの世界を、しばらく見ることができる…!幸せなことですね。
この記事では今何巻まで出てたっけ?といった『きたきた捕物帖』に関する情報と、読んだ感想を載せています。
時代小説選びの参考になれば幸いです😊
『きたきた捕物帖』の情報
タイトル | きたきた捕物帖(きたきたとりものちょう) |
作者 | 宮部みゆき(みやべみゆき) |
ジャンル | 捕物・推理 |
出版社 | PHP出版 |
初版発行 | 2020年5月29日 |
シリーズ数 | 2(2022年5月現在) |
あらすじ
まだ下っ端の見習い岡っ引きの北一(16歳)は、亡くなった千吉親分の本業だった文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で生計を立てている。やがて自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て……。
北一が、相棒・喜多次と出逢い、親分のおかみさんの協力を得て自立し、事件や不思議な出来事を解き明かしていく、優しさあふれる捕物帖。
登場人物
登場人物は、PHP出版のサイトが分かりやすいので、ご覧になってみてください!
イラスト付きで分かりやすい、1巻の試し読みもできます。
『きたきた捕物帖』のシリーズ情報
『きたきた捕物帖』のシリーズ情報です。それぞれの巻のタイトル、目次、次巻の情報を分かる範囲で書いています。
きたきた捕物帖
きたきた捕物帖(2) 子宝船
2022年5月25日頃に、二巻目の単行本が発売予定です。
今でているのは単行本のみで、文庫版(手のひらサイズ)の出版はまだ先だと思われます。
宮部みゆきさんは、『きたきた捕物帖』を自身のライフワークとし、現役である限り書き続けたいと仰っているので、まだまだ続きが読めそうです🙌
3巻はいつ頃でる?
『きたきた捕物帖』の1巻目が2020年の5月下旬、2巻が2022年の5月下旬ということをふまえると、3巻目がでるのは
2024年の5月下旬という法則になります。
もう少し早まると嬉しいな~と思いつつ、宮部みゆきさんのペースについていきます!続きが読めるならいつまでも待つ😊
また情報が出たらお知らせしますね。
『きたきた捕物帖』を読んでの感想
1巻を読んだ感想を書きました。
未だかつて、こんなに頼りない主人公がいただろうか。やせっぽちで、薄毛😂 “頼りない”を絵に書いたような人。
身寄りがなく、岡っ引きの千吉親分のお手伝いをしていますが、子分の中で一番の下っ端。
頼みの綱の千吉親分も初っ端から死んじゃうんです。いきなりのピンチ!
見た目的にも、立場的にも弱々しい北一(通称・北さん)が主人公。大丈夫なの?と、数ページ読んだときは心配だったのですが😂
最高ですよ、この本!
さすがは宮部みゆきさん。一気に読み切りました。いい本に出会えたときって、本のめくり具合が全然違う!
北さんが、いくつかの事件と人との出会いを通して段々成長していく姿、味方を増やしていく姿が、とてもいいです。
おかみさん、青海殿、喜多次…すっばらしいキャラクターが出てきますよ!!
他にも色々書きたいんですが、前情報がないまま読んだ方が面白いと思うので、気になっている方はぜひぜひ読んでみてください。
宮部みゆきさんは、この『きたきた捕物帖』をライフワークにしたいと仰っているので、これからも楽しめそうです。
全力でオススメ。
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