最近「赤福」ブームの我が家。
赤福好きが高じて、見た目が似ている「お福餅」にも手を出しました。


赤福と、お福餅。どちらも三重県伊勢市の名物菓子。
巷では、そっくりだと言われていますが(実際似ていますが)
食べ比べてみたら、2つはまったくの別物であることが分かりました。

そんなわけで「赤福」と「お福餅」の違いを全7項目でまとめてみましたよ。
赤福vsお福餅 歴史
まずは歴史から比べてみましょう。


赤福 | お福餅 |
1707年創業 | 1738年創業 |
300年以上の歴史 | 280年以上の歴史 |
赤福は創業から300年以上経ている老舗企業。
お福餅は、赤福ほどではありませんが、こちらも280年以上続いている老舗企業なんです。
赤福vsお福餅 見た目の違い
次に、見た目の違いです!
(両方とも8個入りを用意すべきでした…見づらくてすみません)
そっくりと言われる2つですが、見比べてみるとかなり違いますよね。


左の赤福は、餡が黒々としていて上品なつやがあります。機械で製造していることもあり、すべてが均一で波(模様)も美しい。
また、木の容器なので、高級感がありますね。
対して、右のお福餅は、餡の色が薄く、手作りということもあって餡や模様にばらつきがあります。
容器もプラスチックなので、高級感で言うと赤福に劣っているように感じます。
また、容器に対してお福餅の大きさが合っていないので、宅配されるときに寄ってしまう感は否めず、ちょっとだけ残念です。
赤福vsお福餅 味
続きまして、肝心の味を比べてみましょう。


左の赤福と右のお福餅。一つずつ取ってみたら見た目の違いはあまりなくなりました。
味の違いですが(個人的な意見ですが)、赤福は甘味が強く、食べたあとは飲み物が欲しくなります。苦めの緑茶や抹茶をいただきながらだと、より美味しく食べれると思います。
右のお福餅は、甘いのはもちろんなのですが、甘すぎず、柔らかい甘さだったのが印象的でした。餡のあたりがとても優しいので、子どもにも安心してあげられる味です。
また、若干お福餅のほうが、おもちが柔らかく感じました。
赤福vsお福餅 原材料
続いて、原材料を確認してみます。


赤福 | お福餅 |
砂糖、小豆、もち米 | 砂糖、小豆、もち米、水飴、酵素(大豆由来) |
原材料は、どちらもシンプルなのが良いですね!
赤福vsお福餅 作り方
赤福とお福餅の作り方は全く違います。
赤福は機械で製造しているのに比べ、お福餅は手作りなのです。
(お茶屋さんやイベントなどでは異なることもあります)
だから良い、悪いではありませんが、1日で作れる量にかなり差がありそうですね。
赤福vsお福餅 消費期限
消費期限は大きな違いがありました。
赤福 | お福餅 |
・夏季(5月半ば~10月初旬) ⇒製造日共2日間 ・夏季以外 ⇒製造日共3日間 | 7日間 (製造日含む) |
お福餅の消費期限は7日間!
以前は赤福と同じ2~3日程度だったそうですが、パッケージに工夫を凝らして、この期間まで伸ばせるようになったそうです。
その代わり、赤福と同じように以前は木の容器を使用していましたが、今はプラスチックの容器になっています。
赤福vsお福餅 料金
赤福8個入りとお福餅8個入りの料金を比べてみました。
赤福 | お福餅 |
760円(税込み) | 750円(税込み) |
若干、赤福の方が安いですが、大差はありませんね。
赤福とお福餅の違いまとめ
赤福 | お福餅 | |
歴史 | 300年以上 | 280年以上 |
見た目 | 高級感〇 | 高級感△ |
味 | 甘味が強い | 優しい甘さ |
原材料 | 砂糖、小豆、もち米 | 砂糖、小豆、もち米、水飴、酵素 |
作り方 | 主に機械製造 | 主に手作り |
消費期限 | 2~3日間(製造日含む) 季節によって違いあり | 7日間(製造日含む) |
料金 (8個入り) | 760円(税込み) | 750円(税込み) |
赤福とお福餅、どちらがオススメ?


今回、赤福とお福餅を食べ比べてみると、見た目も味も違い、全くの別物であることが分かりました。
夫と一緒に食べ比べて、どちらが好みだったかせーの!で指さした結果、
はっきりした味を好む夫は「赤福」を、柔らかい味が好みな私は「お福餅」を選びました。
あんこが大好き、甘いものが大好きな方には赤福がおすすめで、
あんこがそんなに得意ではなかったり、甘すぎるものが苦手な方は、お福餅がおすすめです。
また、高級感や圧倒的な知名度があるので、手土産には赤福の方が向いていると思いますし(消費期限が短いのでご注意を)、
お子さんやご年配の方には、優しい味のお福餅のほうが向いていると思います。
まとめ



以上、赤福とお福餅の2つの違いをお送りしました。
どちらにも良さがあって、さすが長い長い歴史を持つ銘菓、それぞれのこだわりや企業努力を感じますね。
「お福餅は赤福の真似をしている」と言われることもあるようですが、どちらも長~い歴史のある商品。
単に真似だけならこんなに続かないと思います。
それぞれに言い分はあると思いますし、結局のところ江戸時代の当事者たちにしか分からないのでは?と私は思うので、
どっちも応援していきたいと思います!
どちらか一方しか食べたことがないという方は、お福餅や赤福をぜひ試してみてくださいね。






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